美大へ合格するためには学力も画力も必要

勉強もデッサンもしなくちゃいけない美大受験生…学科と実技の対策についてお話していきたいと思います。

何よりもデッサン力が必要とされる

美大受験は、学科テスト(私立は文系中心、国立はセンター試験あり)と、実技試験の2つの総合点で合否が決定します。

受験で重視されるのは、実技試験の方です。私が実際に受験したときは、実技7割:学科テスト3割くらいのイメージでした。美大受験においての学科テストの重要度は、実技試験で同じぐらいの点数の生徒がいたら、学科テストの成績が良かった方を合格にしよう…くらいの認識なのです。大学に入ったら、座学よりも課題制作の方が、成績に大きく関わってくるためです。

画力は必須だが、全く勉強しなくて良いというわけではない

美大受験の大変なところは、「美大受験は、絵の練習だけをしていればいい」というわけではない点です。

「自分の絵なら必ず合格する!」という人もいるかもしれませんが、受験の合否は総合点で決まるので、実技100点学科0点の人と実技60点学科50点の人なら、後者のほうが受かる確率は高いです。

あくまで、実技重視というだけで、勉強は必要なので、きちんと勉強はしましょう。

美大は、実技試験がある分、学科試験の科目数が他の大学に比べて少ないですし、難解な問題も少ない傾向にあります。しっかりと受験勉強をしていれば、恐れることはありません。

「自分は勉強が苦手で…」という人は、最低でも学科試験で50点はとれるようにしましょう。前年の学科試験の平均点も調べれば出てきますので、まずは平均点をとることを目標に勉強するのも良いです。

<タマビ 受験結果リンク>

2013年度 多摩美術大学 美術学部一般入学試験(一般方式)結果資料

2014年度 多摩美術大学 美術学部一般入学試験(一般方式)結果資料

2015年度 多摩美術大学 美術学部一般入学試験(一般方式)結果資料

2016年度 多摩美術大学 美術学部一般入学試験(一般方式)結果資料

<ムサビ 受験結果リンク>

2013年度 武蔵野美術大学 造形学部 一般入学試験(一般方式) 結果資料 

2014年度 武蔵野美術大学 造形学部 一般入学試験(一般方式) 結果資料 

2015年度 武蔵野美術大学 造形学部 一般入学試験(一般方式) 結果資料 

2016年度 武蔵野美術大学 造形学部 一般入学試験(一般方式) 結果資料 

2016年度 武蔵野美術大学 造形学部 推薦入学試験(前期)結果資料 

<女子美 受験結果リンク>

2013年度 女子美術大学 試験結果資料

2014年度 女子美術大学 試験結果資料

2015年度 女子美術大学 試験結果資料

2016年度 女子美術大学 試験結果資料

美術予備校で力をつけよう

美大受験のための基礎力を着実に身につけたいという人は美術予備校に通いましょう。

予備校では元美大生や現役美大生が講師として指導にあたってくれます。授業のカリキュラムも美大受験対策がしっかりとできていますので美大合格への最短ルートと言っても良いかもしれません。その代わり、カリキュラムは非常にハードです。学科の予備校と同じように学校が終わってから毎日通います。

また長期休暇のときは1日かけて課題制作を行います。実際の試験時間に合わせて、5,6時間ペースでひとつの課題を仕上げていきます。1日約10時間、休憩を挟んで2つの課題をこなすときもあります。

しかし努力を続ければ、ある日上手くなってるぞ、と実感できるほどの成長が見込めます。

1年に数回、学科模擬試験を実施する学校もありますので、本気で美大受験を考えている人にはおすすめです。

この記事を書いた人

マリ
幼少期から絵を描くのが好きで、中高生の頃はずっと美術部に所属していました。
周りの方のご協力もあり、私大4年生大学に現役合格しました。大学時代の専攻は日本画です。
現在は事務職メインですが、イラスト制作の仕事も行っています。
自分の体験もふまえてアドバイスしたいと考えています。

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