デッサンで使用する画用紙の基本を知っておこう

デッサンで主に使うのは画用紙です。デッサンでは、指定のサイズが最も大切なので、紙の質感に対して、そこまで厳しい指定はありません。

それでも、デッサンに適用した画用紙は厚みがあり、しっかりとしていて描きやすくなっています。

紙は、主に中目か細目の中性紙で、色味は真っ白よりは少し黄味が入ったナチュラルホワイトの画用紙が多いです。
一般のスーパーやホームセンターなどで売られているスケッチブックなどの画用紙は安いですが、薄いので何時間も鉛筆で描き込んでいくデッサンには向いていません。

鉛筆デッサンでよく使われている画用紙

サンフラワー

こちらは白味が強めの画用紙です。デッサン用では一番よく使われているのではないでしょうか。
しっかりとしていて、毛羽立ちにくいので透明水彩や不透明水彩など水分を多く含む画材に適しています。
分厚く、水彩絵の具に適しているM画と、ロール紙で大きな絵にも対応できるA画があります。

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白象紙

サンフラワーよりもさらに白色が強い画用紙です。細目で表面がツルツルしているので、鉛筆などのざらついた質感が出にくいです。ガッシュなどの不透明水彩やパステル、クレヨンなどの発色が良いです。

TMKポスター紙

色味はナチュラルホワイトであたたかい雰囲気があります。水に強く、目が細かいので水彩画に適しています。凹凸があまりないので、色鉛筆などの細かい表現の画材にも向いています。

木炭デッサンでよく使われている画用紙

MBM木炭紙

フランス製の高級木炭紙です。木炭紙といえば大抵こちらのメーカーではないでしょうか。あまり使用している人は見たことがありませんが、鉛筆デッサンにも使用できます。
ざらざらとした紙質で、木炭の柔らかい質感には最適です。エンボス加工のように表面に凹凸がありますが、毛羽立ちや裂けてしまうことはほぼありません。紙の下部に「MBM」のマークが入っているので天地に気をつけましょう。

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この記事を書いた人

マリ
幼少期から絵を描くのが好きで、中高生の頃はずっと美術部に所属していました。
周りの方のご協力もあり、私大4年生大学に現役合格しました。大学時代の専攻は日本画です。
現在は事務職メインですが、イラスト制作の仕事も行っています。
自分の体験もふまえてアドバイスしたいと考えています。

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