美大生の学業の中での自主制作というものについて、経験に基づき説明していきます。受験生の方にも進学する際に参考にしていただければと思います。
自分の制作場所は他者へのアピール場所でもある
まず4月、大学がスタートすると、個人の作業スペースが与えられます。これはあくまでその時の専攻カリキュラムを行うためのスペースであり、授業内容が変われば移動しなくてはなりません。
上級生になるほど広いスペースが与えられ、デザイン専攻なら大きい作業机のスペース一つが与えられる場合もあります。
大きな部屋をクラス人数で等分して使用することもありますので、人数少ないクラスほどラッキーかもしれませんね。
個人的には、これだけでも学校を選ぶ理由になり得ると思います。
自主制作は、基本は学業の無い時間に行うべきですが、個々のアピールでもあります。
制作過程を見せるのも、自分がどういった人間であるのかを知ってもらうのも役立ちますし、先生方にもどんな作風なのかを覚えてもらいやすいです。そのため、授業中にも見える範囲に置いておくことをオススメします。
理解してもらえば、その分アドバイスがもらいやすいので、先生と面識が少ない新入生の方は、まずは自分のスペースでのアピールから始めれば良いでしょう。
こういった理由から、学校で作業することはメリットしか無いので、出来るだけ学校で制作しましょうね。
学内施設、企画を上手く使おう
制作が終わったら、公募展などの外部のイベントに出すのも良いですが、初めのうちは学内で行われるギャラリー展示会に参加してみてください。
理由は、学内であることの安心感と、細かいことの聞きやすさにありますし、他専攻の学生に自分を紹介することも兼ねられます。
また、自分の専攻とは違った他専攻のアトリエも使用出来る場所が多いです。絵画作品で、キャンバスの代わりに木材の彫刻を使ったり、デザイン決めて電子機器を内蔵したものを作ったりと、専攻に縛られず、いろんなことが出来るのが美大の特徴です。利用しない手はありません。
課題>>>>制作なのを忘れずに
自分のペースでやることが、何より制作活動において一番ではありますが、提出課題が優先であることを忘れずに。
筆者は、よく提出課題よりも自主制作を優先してしまうので、多々苦しんだ記憶があることを付け加えておきます。過ちは繰り返してはいけません。
特に、課題によっては、PC作業もありますから、絵を描くこととレポートを書くことの気持ちの切り替えが難しい時もあります。しっかり予定を立て余裕を持ちましょう。
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