美大の学費と奨学金での悩み

学費に画材費に…とにかくお金が掛かる美大生。美大の美容問題についてお話していきたいと思います。

美大の学費はどれぐらい?

美大の学費、一番高い美術大学で年間200万くらい。多摩美術大学などですね。4大の私立平均額をゆうに超えています。

東京藝大は、国立なので年間50万ほどで、私立美大の4分の1で、費用とか意識しないで学生生活が送れますね。さらに、設備が充実していて、3Dプリンタであるとか新しい機器を試用できるのはうらやましいです~。

美術大学独自の奨学金制度をチェックしてみよう

成績優秀者なら返還の必要のない奨学金制度がある美大もあります。数万円から学費の半額まで減額されます。各大学のHPに奨学金制度について紹介されています。

多摩美術大学の成績上位優秀者奨学金制度(併給可)を見てみましょう。

  1. 学業成績優秀者奨学金  : 20万
  2. 特別優秀顕彰奨学金  : 10万
  3. ワークスタディ奨学金  : 24万(学内バイトですね)
  4. 校友会奨学金  : 25万(研究活動従事、内容が気になりますね)
  5. 緊急支援制度  : 授業料半額(※主たる家計支持者の死亡または後遺障害による失職などで収入減少した者など)
  6. 経済的支援・授業料減免制度 : 半期授業料の20%(緊急支援で収入回復が見込めない、JASSO等に奨学金申請中)
  7. 兄弟姉妹授業料減免  : 授業料20%(同時に兄弟が在学)

多摩美グラデ科を例にとり限界まで制度を活用すると、

デザイン科の年間授業料 1,642,000円 → 1の成績優秀で 1,442,000円に。
2の学外活動で実績を挙げて、1,442,000円 → 1,342,000円。
さらに、3の学内でバイトをして、1,342,000円 → 1,102,000円。
4の研究活動を手伝い、1,102,000円 → 852,000円。
と、仮に計算すると852,000円となり、授業料が半額程度になるのです。

給付方法が授業料の減額ではないので、支給時期を確認する必要はあります。
ただ、現実的には、大学の研究活動に従事して、学内バイトしながら、学科+実技でトップの成績というと、専任教授並の忙しさかと思う位、不可能だと思われますが…利用できる時は利用したいものです。

<参考リンク>

多摩美術大学 独自の奨学金制度

美大受験には、河合塾などの美大系予備校に通うことが、難関美大合格への近道です。

正直、ほとんどの美大受験生が予備校へ通って勉強しています。それほど、美大受験はハイレベルな戦いであるということですね。

美術予備校の学費は、年間50万程度(+夏季・後期講習費)で、東京藝術大学ぐらいお金がかかるということです。

私立美大となると、4年間の学費の予算が800万なので、一般家庭の年収を考慮すると、誰でもって訳にはいかないかもしれません。

また民間財団による奨学金給付も今後増えるのではないでしょうか。
交換留学生減免や卒業間近緊急補助みたいな給付もあったのですが、テーマ外の為割愛します。

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