美術大学出身の有名人について調べてみた

プロデューサーやアイドル、芸能人とか居るのかなと思い、美術大学出身の有名人を調べてみました。

美大出身の有名人

庵野秀明

大阪芸術大学

「新世紀エヴァンゲリオン」監督(アニメ映画監督・株式会社カラー代表取締役)

中村佑介

大阪芸術大学

イラストレーター

伊勢谷友介

東京藝術大学

俳優・実業家。東京藝大出身で、デザイン→ファッションモデル→俳優→起業という流れで、多方面に才能を発揮。

松任谷由美

多摩美術大学

多摩美の日本画科出身でシンガーソングライター(歌手)です。歌や詩の世界観が見事に絵画的です。このように、視覚的イメージを音に変換して表現の仕方を変えたのかと思う程の納得度。視覚伝達表現から音楽へ転身というのは珍しいので記載しました。

村上龍

武蔵野美術大学

私は武蔵野美大ではないので校風は知らないけれど、デザイン科入学後に、社会問題をテーマにした小説家になってるので、この人にとって制作は社会現象に対して発言するツールなのかと。ならば、デザインは答えでは無いだろうと。

田中一光

京都市立芸術大学

日本の伝統文化発祥の地で生まれたデザイン。日本的な色彩や線と面の使い方が、もはや芸術。日本における平面デザインの基本を作った人のひとり。ロフトやMUJIのロゴ作った人です。

最近は、東京藝術大学出身の方が次々と藝大をテーマにした意欲的な作品を発表されていますね。

デザイナーに必要なスキルとは

デザイナーの友人達がいうには、「命の長いもの(長く残る)ではないし、消費されるもの」「デザインに一生捧げる位の気持ち」「めちゃくちゃ喋ります。喋ってる時間の方が長い」「適当です」など等。
皆一般人だけど、デザイナーとしてお金を貰うスキルと、それを持続していく力を持ってると思います。

デザインしたロゴなり制作された作品なりが有名になるけれど、有名人の排出という点ではイマイチである美大。作家活動しやすいベースが社会には無いし、デザイナーは裏方なのでしかたないかもしれません。

デザイナーは、「デザインという武器を持っている」と社会的に認識されます。
グッズ作りに応用したり、WEBサイトからのPRに使ったり。有名人よりも、有名人をつくる側というか、演出家のような役割と思います。または裸の人が服を着る感覚ですね。

セールのチラシが、商品名と値段の羅列をメモ帳に書いただけだったら…
HTMLで改行タグ使っただけのHP
パッケージシールの貼ってない商品

「それらは、客層や目的に合わせて服を選び、不適合ならば着替えなくてはならない。会議に出席するのにスーツを選んだら色や素材、ネクタイの柄、靴、鞄、全身まで気を配るように。」

相手に伝わること、自分のデザインポリシーを持って、ディレクションできる力が必要だと思います。

美術大学で学べることは、会社での即戦力より、学問としてのデザインや各分野の勉強、作品制作に重点を置いています。
しかしながら、総合職希望の学生が増えているようで、論理的な思考からの情報処理、それをクリエイティブに表現という思考方法ができれば、企業全体の士気が上がるというか、面白いと思いますね。

例えば、『問題解決型デザイン』を考えた時に、コンサルのような考え方をする人、完全にビジュアル重視の人と色々います。それを、相手の現状・スキル・予算等に合わせて、バランスをとっていくのですが、完成品の出来とは無関係です。

「体験型販促ツールを作りたい」と考えてる場合、デザイン職でディレクションから関わってデザイン提案をすること、営業職でコンサルティングの分野からデザイン提案をすることもできるからです。
やりたいことを色んな角度からチャレンジできる大学生活を送れるといいですよね!

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