ニーズが高まるWebデザインと美術大学で学べることとは

今後、業界や業種問わず、需要が高まると予想されるのがWebデザインの領域です。これからのWebデザインの将来と美術大学で学べることについてお話していきたいと思います。

これからはどんな業界でもWebは必須

進路選択に直面している美大生でなくても、1000万HITしたYoutuberの人気ぶりや、動画コンテンツサイトやWebアプリの種類が増え続けていること等からも、Webを介したビジネス展開や情報発信の機会は増えていくのではないでしょうか。

Web関連企業でなくても、社内ブログによるコミュニケーションがあったり、オンライン勤怠管理、ネット通販の展開など、関わりが少しでもあるものです。

「グラフィックデザイン一本で生きていく」「作家志望」「映像・アニメーションしかやらない」といった方向性が決まっている人以外なら、触れておいて損は無いと思います。

しかし、大学にWebデザイン専攻というコースはありません。実践的なWebデザインを学ぶとなると専門学校となります。

Webデザインに本当に必要なスキルを身につけるには

ただ、基本的な企業サイトデザインやサイト構築を勉強しても、今は格安でのサイト製作システムやクラウドサービスもあるのも事実。AIを使ったサイト自動構築システムも実用化される見通しだったりします。

Webデザイナーは独学でなる人も多く、社会人としての基本に加えて即戦力ある人も多かったりします。

どんどん自動化の波が押し寄せるWeb業界を実務面で考えると、超人的にコーディング作業が速いとかじゃないと仕事量ばかり多くて収入が少ないなんてことに陥りかねません。

どんなにテクノロジーが進化したとしても、求められ続ける人材になるためには、ただサイトを製作できるというだけではなく、「集客したい」「売上伸ばしたい」「イメージアップ」というクライアントの問題を解決するためのデザインというツールをプラスしてあげられるのがデザイナーなのではないでしょうか。

そんなクライアントのニーズを満たすデザイン的な思考を養うために、美術大学でデザインを学ぶメリット(良さ)があると思っています。

東京藝術大学、京都市立芸術大学、愛知県立術大学、沖縄県立芸術大学、金沢美術大学などの国公立の美術大学でも、ウェブデザインの知識は学べるようです。

グラフィックやメディアデザイン系は履修必須のようですが、プロダクトデザイン・空間建築デザイン系は履修しない学科もあるかもしれないので、一度大学に問い合わせてみてもいいかもしれません。

芸術とデザインは相反するジャンルですが、ユーザビリティを考えたり、予算や納期などに縛りがあるデザイン制作と、歴史や伝統等のベースから発生している芸術の作品が隣り合わせにあることで、よい結果を生み出す原動力になるはずです。

競争率が高めの職業を志望するなら、ぜひ、Webからのアプローチをスキルとして持ち続けて欲しいと思います。オンラインポートフォリオは持ち運びも楽で便利ですよ!!!

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