美大受験において知っておきたい事をまとめてみました。
美術大学は2つのコースで受験対策が違ってくる
美術大学では主に2種類のコースがあります。
大学によって学科名などは違うと思いますが、主に絵画や石膏日本画などの描くコースと、建築やグラフィックデザインなどの設計のコースです。
まずは、自分がどちらの方面の仕事に将来就職したいのか考えなくてはいけません。
また、メイン学科ではありませんが、舞台演出などを扱う大学もあります。
日本大学の芸術学科などもそうでしょうか。
2つのコースは、受験対策や勉強内容が全く違いますので、受験するコースを途中変更することはかなり厳しい選択だと思っていいです。
ですので、決めたコースに必ず合格すること以外は頭に置かず勉強に取り組みましょう。
入試要項を確認して志望校に合格するための対策を立てよう
まずとにもかくにも行きたい美術大学の一般入試要項を確認しましょう。
センター試験も受ける必要があるのか、日程はいつなのか、行きたい学科の入試科目は何なのか、など全て記載されています。
自分が行きたい学科が既に決まっている方は、普通の勉強もほどほどに、入試の実技課題の訓練に取り組みましょう。
しかし、1人で入試課題を合格レベルまで持っていくことはかなり難しいといえるでしょう。
そこで多くの受験生が美術予備校に通うことになります。
といっても高校1年生の時から毎日通っているわけではなく、高校3年生くらいの時期から皆さん通い始めたようです。
高校生活で身につく勉学も重要だと、一般入試を勝ち抜いた先輩たちは実感しているわけですね。
美術大学の学費はやっぱり高額?
私立大学と国公立大学では、学費が倍近く違い、私立だと年間190万円近くかかり、国公立だと100万円程度かかります。
一般的な文系大学の学費が100万円を少し超える程度ですので、私立の美術大学の学費は高めと言えます。
美術大学初年度納入金比較2021
しかし、学費が高いのはその分大学としてレベルが高いことも表しています。
卒業した有名デザイナーが講演に来てくれたり、ラッキーな時は自分の作品を見てアドバイスをもらうこともできます。
就職に弱いといわれる美術大学ですが、上位の大学は実はそれほど困ってはいません。
むしろ、在学中から才能を発揮した生徒が学生らしからぬ収入や地位を築き上げていることもあります。
両親が裕福でない家庭で上位の私立大学に通っている人は、夜にずっとバイトしてでも作品を作り上げてくるものすごいガッツのある人です。
どんな大学を選んでも良いと思いますが、学費が安いからという理由で志望大学のレベルを落とすのはやめた方がいいと思います。
バイト漬けになってでも行く価値があるので、多くの人が通っているのですから。
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