美大って奇人変人の集まりってイメージが強い?
美大生って、世間では「才能はあるけど不思議な人」みたいなイメージをつけられちゃってたりして、「実際はどうなの?」と気になっている人もいるかもしれません。
結論から言えば、他の大学の学生と変わらないと私は思っています。楽観的で面白い人もいれば、冷静で真面目な人もいます。
ただ、作品を作っていくうえで、平凡な発想力だと煮詰まってしまうので、常に独創的でいようとする傾向があるのかもしれません。
そもそも「普通」ってなに?
大学時代、私の周りでも「変わっているねってよく言われるよ」という人はいました。でも、そこで必ず考えてるのが「普通ってなに?」ということです。普通の基準は人によって違いますから、なかなか答えが出ませんよね。
私は、変わってると言われようが、直す必要は全くないと思っています。人と違って何が悪いのでしょうか?むしろ、みんな同じ考えを持っているなら創作なんて1つでいいんです。違う考え方・感じ方があるから、芸術を磨く大学なのではないでしょうか。
みんなそれぞれ、自分の表現したいものを強く持っているので、学年・専攻関係なく、いろんな人と関わることができるととても楽しい場所ですよ。
美大は自分らしさを出せる場所
大学のキャンパスライフというと、華やかなイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし、美大の課題制作は、個人作業がほとんどを占めますし、学年が上がったらやることも増えて、制作時間を自分で管理しなければいけなくなります。
最近よく「ぼっち飯」という言葉を聞きますが、美大では気にしている人は少ないように感じます。座学よりも課題制作時間が多くなり、空き時間にさっと食事を済ませようと、あえて「ぼっち飯」している人も多いですよ。
それに美大は、課題制作で個性を磨いていく場所ですので、周りに合わせる必要はありません。もちろん苦楽を共にできる友人が出来た方が、大学生活は何倍も楽しくなりますが、友達づくりに力を入れる必要はありません。人に迷惑をかけるのはいけませんが、自分らしく自然に振る舞っているのが一番です。
この記事を書いた人
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幼少期から絵を描くのが好きで、中高生の頃はずっと美術部に所属していました。
周りの方のご協力もあり、私大4年生大学に現役合格しました。大学時代の専攻は日本画です。
現在は事務職メインですが、イラスト制作の仕事も行っています。
自分の体験もふまえてアドバイスしたいと考えています。
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