「大学生になったらアルバイトをしたい!」と考えている人は多いと思います。特に美大生は、制作のために画材を買ったり、観たい展示のために遠出したりしていると、あっという間にお金が飛んで行ってしまいますから。
授業と制作のスケジュールを第一にしたアルバイト選び
私の場合、初めてアルバイトをしたのは2年生の冬でした。長期アルバイトに就くことが授業や制作の都合で難しかったので、長くても3日程度で終わる短期のアルバイトを探してどんどんこなしていました。
どうせ働くのなら珍しい仕事をしたかったので、着ぐるみに入るバイトや、コンサートでグッズ販売をするバイトなども経験しました。友達のバイト先の応援に呼ばれることもありましたね。
3年の春になると時間に余裕ができたので、長期アルバイトを始めました。友人が動物病院で清掃のアルバイトをしていて、人が足りないからと誘ってもらいました。学部を卒業するまで2年ほど働いたのですが、責任を持って働くことは勉強になることが多かったです。
ちなみに美大の周りの人たちのアルバイトをみてみると、多い職種は飲食店です。アルバイトといえば、というところでしょうか。ファミリーレストランや居酒屋のホールをするうちに、コミュニケーション能力が身につき、講評のときのプレゼンが上手くなっていたデザイン科の友人もいたりしました。
美大生ならではの似顔絵アルバイトの経験で感じたこと
また美大生のアルバイトで特徴的なのは「似顔絵の仕事がある!」ということではないでしょうか。私も3回ほど似顔絵アルバイトを経験しました。
イベントなどで特設コーナーに座り、だいたい1人15分〜20分くらいで完成させます。似顔絵は、得意不得意がある分野だと思いますが、自信がある人は活用してみるといいと思います。お客さんに作品を手渡しして、目の前で喜んでもらうのはとても嬉しいことですし、絵を描くことの基本に立ち戻れるような体験でした。
自分に合うアルバイトが見つかるか不安な人もいるかもしれませんが、大学で斡旋しているところもありますし、自力でもよく探したり、時には友達や先輩に聞いてみると、自分の条件に合うアルバイトは案外見つかるものです。
アルバイトの目的を見失わないで
ただし、仕事を探すときは「学業を第一に」ということよくよく肝に銘じておくことをオススメします。制作に必要なのは何より時間ですし、学科の単位を落としてしまうと後々大変になってきます。
もちろん1年生の最初からバリバリ働いている子もいましたよ。要はバランスの問題ですが、よくよく見極めることが大切だと思います。
この記事を書いた人
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1992年生まれ、広島県出身です。
公立大学を卒業し、現在は同大学院で油彩での制作を続けています。
ポートフォリオサイト:http://yusyu-t.tumblr.com
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